ジャニーズWESTが3日、横浜アリーナで行われたグループ初公演となる横浜2日間公演を締めくくった。中間淳太(27)は「やっと会えたよ!」と、集まった1万5000人のファンに笑顔を見せた。

 昨年2月に結成し、4月にCDデビュー。結成約1年でのグループ初公演は、全員で演出、構成を担当した。ソロコーナーはなし。中間が関ジャニ∞大倉忠義から「最初はグループとして見せた方がいいんじゃない」と助言を受けた通り、全員が出ずっぱりだった。お好み焼きで使うこて風ペンライトのアイデアを出した小瀧望(18)は、ペンライトが光る会場を見渡し「泣きそうになりました」。初公演の題名は「一発めぇぇぇぇぇぇぇ!」。重岡大毅(22)は「いろんな思いを込めまして。一発屋にならんとこうなと」とユーモアたっぷりに説明した。

 関西出身だけにお笑いをしっかり盛り込んだ。食欲旺盛で「親方」「ポチャドル」の異名を持つ桐山照史(25)はガリガリの力士を引き連れ、フンドシを締めた姿で登場し張り手も披露。全員でかっぽう着姿の「オカン」に扮(ふん)し、ママチャリで花道を駆け回った。一方で、初公演の初々しさもにじませた。1階中央部はアリーナでなく、センターと呼ぶことを知らされると、中間は「教えてやー」と恥ずかしそうな表情。

 グループの抱負を1文字で表すと、全員で「出」と挙げた。桐山は「全国区に顔を広げたい」。重岡がすかさず「がめつい感じで!」と突っ込むなど終始抜群のチームワークを発揮した。【近藤由美子】