「全日本的なダート競走の体系整備」によって川崎記念が4月に移動したことに伴い、そのトライアルの報知オールスターCも2月に移動した。今年の本番は4月3日。昨年まで中3週ほどだった本番との間隔が中8週に広がった。ならば3月でいいのではないかと思いきや、それでは中2週に詰まってしまう。川崎記念まで中3週のところには船橋のダイオライト記念が組まれた。将来的に微調整がありそうな気もするが、少なくとも今年の日程では今開催がベストのようだ。

レース名も示すように、もともとは夏のファン投票レースだった報知オールスターC。07年から1月3日に固定され、当初とは正反対の季節に行われるようになって久しいが、今回の移動によってダイオライト記念まで中4週という日程になった。長距離路線としてはいい配置になったのではないだろうか。1着馬には川崎記念だけでなくダイオライト記念の優先出走権も与えられる。先週の金盃は2月から1月に移動。こちらはダイオライト記念まで中5週という日程。どちらの開催時期もまだ違和感を覚えるが、ステイヤーの冬のローテーションはかなりすっきりした。【牛山基康】