叡明(えいめい)が春の埼玉大会6連覇中の浦和学院を破る金星を挙げた。

0-0で迎えた5回裏、1死一塁から2番大月良外野手(3年)がチェンジアップを捉え左越えに先制2ラン。「公式戦初ホームランです。手が震えました」という一振りで試合を決めた。

守っては背番号11をつけたサイド右腕・滝口仁理投手(2年)が6四死球を与えながらも5安打1失点完投。「うれしいです。インコースを攻めていけました」。最速は本人によると125キロながらチェンジアップ、シンカー、スライダーを交え浦和学院打線をほんろうした。

中村仁一監督は「浦和学院さんに勝ったのは初めてだと思います」と思わずうれし涙。これで夏のシード権を獲得した。

一方、浦和学院・森士監督(54)は「(ノーシードは就任28年目で)記憶にありません。(課題は)すべてですね」と話していた。