阪神能見が今日5日、中継ぎで1軍に復帰する。出場選手登録され、オリックス1回戦(甲子園)登板に備える。1軍の中継ぎ左腕は岩崎1人という手薄な現状をベテランの投球でカバーする。

 5月末の香田投手コーチとの会談で配置転換が正式に決まり、能見は1、3日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)に中継ぎ登板。ともに1イニングずつを完全に抑えた。香田コーチは4日の投手練習後「1日空いたけどボールとか、内容も非常に良かったと報告を受けている」と現状を説明した。

 岩崎が5月26日巨人戦から登板4試合連続で失点し、防御率6・10にまで落ち込んだ。「ここのところ岩崎も失点が続いている。そういう中で、もう1枚左がいると我々の選択肢も増えるのはいいこと」と語った香田コーチは「早く来てほしい」と苦境打破に期待。能見も抹消前は、先発登板3試合で0勝2敗と苦しんだ。本格的な救援は、先発陣定着前の08年以来だ。