阪神植田海内野手が堅守で猛アピールした。午後の個別練習で内野特守を受け、捕球したノック105本のうちエラーは2つのみ。「雑にならないように基本をしっかり意識している」と満足げ。これまで「守備範囲では海が1番だと思う」と評価してきた矢野監督も見守る前で持ち味をしっかり示した。素早い送球も見せて「海キャノンや!」と自ら命名し、笑顔も見せた。

指揮官からは「バッティングを頑張ったらスタメンの可能性は十分ある」とハッパを掛けられており、この日は全て右打席に入ってティー打撃、フリー打撃で合計707スイング。登録は両打ちながらまずは右打席で振り込んで、打率向上を目指している。今季は主に代走、守備固めで81試合に出場したが、先発は2試合。わずか37打席だった。「今年は全然出れなかった。来年は多くスタメンで出たい。(守備は)二遊間でやりたい」と内野専念を表明。課題の打撃を上昇させて、糸原、木浪、北條らにひと泡吹かせる。