ヤクルトのドラフト3位柴田大地投手(24=日本通運)が“エリート動画学習”で1軍キャンプをたぐり寄せる。新人合同自主トレは第3クール。練習の日々も、夕食後にようやくひと息つける。「座椅子に座ってYouTubeやテレビを見るのが楽しみ。野球につながるようメジャー選手を見てます」。最速160キロ超のシャーザー、デグロムや、ダルビッシュらの投球動画に自然と指が動く。

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最速156キロ右腕は、中継ぎの即戦力として期待を受ける。「将来的には抑えになりたい。それまでの過程をつくるためにも、土台をしっかりとしてパフォーマンスが上がってくれたら」と思い描くだけに、NPBの速球派投手にも見入る。西武平良、オリックス山本、ソフトバンク千賀に元阪神の藤川氏。「自分にプラスになるように見てます」と、イメージを植え付け実践に移す。

練習でも50メートルの遠投でカーブを投げるなど、自身で考えながら独自メニューをこなす。日米のエリートいいとこ取りで、守護神へと駆け上がる。