キャンプインからいきなり覚悟の100球で己を売り込む。西武のドラフト4位、亜大・青山美夏人投手(22)が26日、東京・武蔵野市の同大で指名あいさつを受けた。春季キャンプ初日からブルペン入りし、「100球くらい投げられればいい」と熱投する構えを示した。

任せられれば、どの場所でも投げる気満々だが、まずは先発を希望する。アピールで大事にするのは第一印象だ。「初日でたくさん投げ込むと印象にも残ると思う。1年目からアピールするために必要なこと」。来年2月1日。“青山劇場”を開演させ、首脳陣の目をひく。

ソフトバンク東浜、広島九里ら亜大の先輩たちのように投げ込みを大事にする。大学では冬の期間に2日連続で200球、1週間で1000球を投じたこともあるという。「投げ続けて良くなっていく。フォームを固める上で大事になってくる」。4年春には東都大学リーグでMVPも獲得した即戦力の右腕にとって、多くの投げ込みは普段の姿でもある。何も特別なことではない。

渡辺GMからは「イニングをくってくれる投手は大事」とスタミナ面などを評価される。その資質、熱意を初っぱなからアピールしていく。【上田悠太】