ソフトバンク水谷瞬外野手(22)が18日、球団事務所で2度目となる契約更改交渉でサインした。

「2回目の場を作っていただいた。それまでに考える時間もありましたし、前回よりも今回の方がしっかり思っていることを伝えられたかなと思います」

8日に1回目の契約更改交渉に臨むも、プロ5年目で1軍出場経験のない選手が異例の保留を決断した。「もちろん金額面ではなく、自分の考える時間がほしかった。いろいろ話しをしたくて、前回は時間がなくなって保留の形になった」と一発でサインしなかった理由を明かした。中9日の席では気持ちを整理させ、20万円増の年俸560万円でサインした。

今シーズンはウエスタン・リーグで自己最多83試合に出場。打率2割5分9厘、4本塁打、35打点をマーク。2軍のリーグ優勝、ファーム日本一に大きく貢献した。「今シーズンは野球の内容よりも、ケガなく1年間できたっていうことが僕の中でも大きかった」と振り返った。

プロ6年目の来季に向けては、複雑な心境を口にした。「6年目のシーズンで年数的にも1軍で初ヒットの年でもないですし、1軍で(打率)2割5分以上とか言える立場でもない。一番はファンのみなさんに喜んでいただけるような1年にしたい」と意気込んだ。(金額は推定)

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