ドジャース大谷翔平投手からの「野球しようぜ!」に呼応した!? 巨人阿部慎之助監督(44)が1日、監督としての初キャンプ初日を宮崎で迎えた。背番号83。真新しいユニホームに袖を通した。練習前に青島神社を参拝。初日から木の花ドーム内を動き回り「みんな輝いて見えるし、少しだけ野球ができてうらやましいなと思って見てました。みんな楽しそうにやっているので」と球春の到来を喜んだ。

絶妙な配慮でルーキー右腕の門出をサポートした。ブルペン入り直前のドラフト1位西舘に「あんな異様な雰囲気で投げたの初めてだろうから、飛ばさないようにと。大学の時のキャンプとは雰囲気もぜんぜん違うだろうからね。沖縄入ったらスイッチ入れる感じでやれば」とアドバイス。評論家、スカウト、報道陣でごった返す中で、阿部監督は最初の5球だけ見届けると「俺が後ろで仁王立ちしたら、むちゃするだろうしね」と、あえてブルペンから姿を消した。

チームの先陣を切ってブルペン入りした菅野には「例年にないくらい飛ばしているので。粋に感じましたね」と、うなずいた。ドラフト3位佐々木の打撃をケージ後方から見守り「体は小さいけど、いいパンチ力をしてる。スイングスピードも速くて打球速度も170超えてきた」と高評価。野手に直接指導する場面もあり、肩肘張らないスタイルでキャンプ初日を満喫した。「あっという間だった。充実していた証拠だと思う。選手は元気そうだったので120点です」と順調すぎるスタートを切った。

CSがない長いオフを過ごし、ようやく待望のキャンプイン。「大谷くんがね『野球しようぜ』って。そうだよ、やりたいなと思ってますね」。日本全国の小学校に届けられた“大谷グラブ”に添えられていたメッセージに応えた。阿部監督も、愛してやまない野球を思う存分、楽しむ。【為田聡史】

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