西武は16日、山田陽翔投手(21)が右肘手術を受けたと発表した。2月下旬の南郷キャンプ終盤で痛みを感じ、3月1日にはトレーナー付き添いでブルペン投球をしたものの、コンディショニング改善へ手術を決断。9日に神奈川県内の病院で右肘関節鏡視下クリーニング術を受けた。

近江(滋賀)時代に春夏の甲子園をわかせたスター選手は、プロ3年目の昨季に大きく飛躍。強心臓と独特の変化球を軸に、セットアッパーとして49試合に登板し17ホールド。オフはケアに務め、今季もいわゆる「勝ちパターン」の一員として大きく期待された。

山田の“異変”を受け、球団内には「診断次第では今季絶望の可能性も…」と危惧する声があった。ところが診断は「実戦復帰まで4カ月」で順調に進めば3軍や2軍登板を経て、前半戦の最終盤に1軍登板が間に合う可能性もある。とはいえ「穴」は大きくない。守護神平良も先発転向し、上位進出へのカギをリリーフ陣が握ることに。首脳陣は将来のエースと期待される19歳篠原を今春はリリーフ起用の方針。調子次第で昨季の「7回山田」の役割を任される可能性もありそうだ。【金子真仁】