阪神小幡竜平内野手(25)がレギュラーの座に近づいた。開幕前最後のオリックス3連戦。公式戦を見据えたように絞られたメンバーの中で「8番遊撃」で先発。その第1打席。1死満塁からしぶとく右前に転がし、1-1の同点打。「何とか事(こと)を起こそうと思っていて。結果的に間を抜けてくれたので良かったです」。ここから一挙4得点とたたみかけた。
6回には先頭で会心の右越え三塁打。近本の中前打で生還した。8回にも先頭で右前打を放ち、しめて3安打。オープン戦では当たりが止まっていたが開幕直前で結果を出した。自分への決めごとを守った。「自分のスイングだけを心がけました。すぐに当てにいきがちなので、しっかりタイミングを取って」。結果をほしがって小手先の打撃に走るのではなく、力強く振ることに集中した。
下位が打てば得点が入る。昨年は6番以降がチームの課題とされてきたが、小幡が打力を発揮すれば得点力はアップする。ディベイニーの加入でヒートアップした遊撃争いについて、小幡は特別に語ることはなかった。「結果が出るに越したことはない。頑張ります」。開幕まで1週間、何も変わらず、静かな闘志を燃やし続けている。【柏原誠】
◆阪神の開幕遊撃レギュラー争い 小幡は17日ロッテ戦まで5戦連続無安打だったが、ここに来てギアを上げてきた。強肩と守備範囲には定評があり、バットで存在感を増してきた。春季キャンプを主に若手主体の具志川組で過ごしていた木浪は、6日に1軍に再合流。3月18日ロッテ戦でエンタイトルツーベースを放つなど、ここまで打率3割2厘と猛アピールを続けている。期待の新助っ人ディベイニーは、日本のグラウンド順応へ奮闘中。三塁でも先発を続け、オープン戦打率は1割3分8厘と試行錯誤している。



