巨人田中将大投手(37)が伝統の味をかみしめる。
先発予定だった15日の阪神戦(甲子園)が雨天中止となり、16日にスライド登板が決まった。「早く決まった分、良かったかな」と午後2時の決定に泰然。プロ20年目右腕は柔らかな表情ものぞく、室内練習での調整となった。
「伝統の一戦と言われるカードは他にない」。プロ野球草創期からの巨人と阪神の歴史がある。移籍初年度の昨年はなかった登板機会。「そういうゲームをやれるチームにいることは当たり前のことではない。誰もが経験できることではない」と自覚する。1日伸びたが、貴重な機会は残った。
昨年5月以降、甲子園での両チームの戦いは、4-3で勝利した14日の試合まで9試合連続で1点差と、緊張感ある攻防が続く。「防げるところは防いで、勝利につなげる投球ができれば」。今季は開幕から2戦で1勝、防御率1・42と好投を続ける。甲子園で勝ち星を挙げれば、10年5月16日阪神戦以来16年ぶりとなる。



