ヤクルトが今季3度目で約1カ月ぶりの3連勝を決めた。2位阪神とのゲーム差は2に広げ首位キープ。3カード連続勝ち越しを決め貯金は10に戻した。

先発は今季負けなしの松本健吾投手(27)。6回までは5イニングで3者凡退に抑え無安打無失点だった。その中で唯一出塁を許した2回は先頭から2者連続で四球を与え無死一、二塁。マウンドで池山隆寛監督(60)から「全然面白くない」と声をかけられ、広島平川を空振り三振、持丸を一ゴロ併殺で切り抜けた。

7回に先頭野間に外角低めへの落ち球をうまく拾われ中前打。この日の初安打を許したが小園の右翼への飛球を丸山和郁外野手(26)が好捕し、坂倉を遊ゴロ併殺に抑えた。8回も3者凡退で抑え、ほぼ1イニング3人ペースの打者25人に対し1安打2四球7奪三振無失点。今季無傷でリーグ2位タイの4勝目を挙げた。

「序盤にフォアボールを連続で出してからしっかり修正することができたのが今日の良かった要因かなと。毎回投げるからには完投を目指してやっている。今年最長(イニング)も投げられたし、また今後、さらに長いイニングを投げられるように頑張りたい」

先制打は自身のバットから。2回2死二、三塁から左前2点適時打を放った。8日の同戦でも先発の高梨裕稔投手(34)がチャンスで打ち、2試合連続で「8番投手」の先発が適時打をマーク。指揮官は「点数はいくらあってもいい。ああいうチャンスの時も打ってくれるとすごく助かるしうれしい」とうなずいた。

2点リードの4回1死一塁からは、沢井廉外野手(25)が広島先発岡本の高めに浮いたチェンジアップを強振。右中間への今季1号2ランとなった。「昨日の反省を生かしてやろうと思ったことができた。悔しかった結果が出てすごくうれしい」。8日の同戦で今季初スタメンも3打数無安打で5回の守備から交代。2戦連続の「7番一塁」で先発出場し、直球への対応を改善しリベンジに成功だ。

今季はミスをしたり結果を残せなかった選手に次のチャンスを与える起用も多い。池山監督は「いい結果につながってホッとしているのでは。長打を打てる野手としてしっかりこれからも成長してほしいなと」と願い、「悔しさとかそういう思いは本人がどう感じるか。バッテリーを抜くと7人しか守るところはないので、そういう意味では出た選手がしっかり仕事をやってくれている」。愛もある采配が的中している指揮官のもと、首位を走る。

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