棚橋弘至(41)はジェイ・ホワイト(25)に敗れ、通算成績を1勝1敗とした。

 前半は痛めている右ひざを攻められ苦しい展開。終盤にハイフライフローからのジャーマンスープレックスを繰り出したが、仕留めきれず、最後はブレードランナーを浴びて力尽きた。棚橋は右ひざに力が入らず、両肩を支えられて退場。四つんばいのまま「まだ(G1クライマックスは)始まったばかり。G1はラスト16あるから」とだけうめくようにコメントし、痛々しくロッカーに消えた。

 第1戦のオカダ戦に続く2連勝を飾ったホワイトは「お前らのヒーロー(オカダ、棚橋)がどうなったか、見てみろ。今年は俺の年、この団体も俺のものだ」とブーイングを浴びながら、不敵な笑みを浮かべた。