エース棚橋弘至(45)が22分40秒、滞空時間の長いラダー(はしご)からのハイフライフローでIWGP USヘビー級王者KENTA(40)を撃破し、約2カ月ぶりとなる同王座への返り咲きを果たした。昨年11月の2度目の防衛戦で敗れて、王座陥落に追い込まれたKENTAへのリベンジも成功。相手の要求をすべてのんだ「何でもあり」のノーDQ(反則裁定なし)形式の激戦を、衝撃的なダイブ必殺技で制した。

IWGP USヘビー級王座から陥落したKENTAはノーコメントで会場をあとにした。自ら要求した「何でもあり」のノーDQ形式の初防衛戦。リング下から数々の凶器アイテムを引っ張り出し、雪崩式ファルコンアローで棚橋をテーブル上にたたきつけ、大ダメージを与えていたところまではペースを握っていた。自ら設置した巨大ラダーから落下した際、巨大ごみ箱に顔面強打し、グロッギー状態となってしまった。