「黒い呪術師」と呼ばれた悪役プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャー氏(81)が1日に死去したアントニオ猪木さんを動画メッセージで追悼した。

7日までに自身のインスタグラムを更新し「日本の皆様へ! アントニオ猪木さんの訃報を知らせる電話で目が覚めました。私たちからもう1人、偉大なレスラーがいなくなったことを聞いて、さみしく残念です。彼の家族と日本の人々に哀悼を意を表し、心からお悔やみ申し上げます。彼が安らかに眠れますように。アブドーラ・ザ・ブッチャー」と天国に旅立った猪木さんと日本のファンに向けてメッセージを送った。

ブッチャーさんは主に全日本プロレスを主戦場としていたが、81年5月から新日本プロレスに電撃移籍。バッドニュース・アレン、S・D・ジョーンズらと「黒い恐怖軍団」を結成し、猪木さんや坂口征司らと抗争を展開。82年1月には猪木さんとシングルマッチで対戦するなどライバル関係にあった。87年には再び全日本プロレスに復帰。最近では19年に東京・両国国技館で開催されたジャイアント馬場没20年追善興行のために来日。自身の現役引退セレモニーにも出席し、猪木さんと再会していた。