西幕下筆頭の朝弁慶(26=高砂)が、来場所の新十両昇進を確実にした。

 東幕下3枚目で元幕内の大道(33=阿武松)を一方的に押し出し。5勝目に「迷いなく。前に出るしかなかったので」と振り返り、昇進を確実にしたことに「もう…うれしいです」と喜びをかみしめた。

 前回の相撲で勝ち越しを決めて昇進を濃厚にした段階で、携帯電話には50件もの祝福が入った。自身も気がゆるみ「ホッとしたら体調を崩してしまった。ちょっと風邪気味。熱は怖くて測っていないけど、だるいです」。朝稽古もできない状態だが、それでも迷いなく、押し切った。

 部屋創設の1878年(明11)以来、関取を輩出し続けている高砂部屋に、新たな関取が誕生する。ただ、もう1番ある。「もう1つ、勝ちたいですね」と、貪欲に6勝目を狙う。