横綱白鵬(30=宮城野)の最多優勝記念祝賀会が29日、福岡市内のホテルで約750人が出席して行われた。親交のある夏川りみと松山千春もゲストとして訪れた。札幌から駆けつけた松山は「恋」「長い夜」など4曲を熱唱。

 「大空と大地の中で」は白鵬とともに歌い、大好きな「凡庸」には白鵬も涙を見せた。

 松山はステージ上でユーモアを交えながら、白鵬に熱いメッセージも伝えた。

 「白鵬が大鵬さんを抜いた。よくぞ頑張ってくれた。朝青龍じゃなくて良かった、と思ってる人がこの中にはいらっしゃるかもしれません」と言って笑いを誘うと「白鵬は大相撲に不祥事があったときも、毎日毎日稽古して土俵に上がり続けた。大横綱ですよ。あのとき、白鵬が相撲を取ってくれなければ、今の大相撲の隆盛はないと言って過言じゃない。国籍はどうであれ白鵬には国民栄誉賞をあげてもらいたいと思います」と熱く語った。