日本相撲協会は、大相撲初場所千秋楽の28日、両国国技館内で三賞選考委員会を開き、既に14日目に初優勝を決めている西前頭3枚目の栃ノ心(30=春日野)の殊勲、技能のダブル受賞が決まった。三賞受賞は7回(8個)目で、殊勲賞は初めて、技能賞は2回目の受賞となった。

 敢闘賞は、新入幕で既に2桁10勝を挙げている東前頭16枚目の竜電(27=高田川)が初受賞。やはり新入幕で、千秋楽で勝って白星を10勝に乗せれば同14枚目の阿炎(23=錣山)も敢闘賞受賞となる。

 他に候補として、殊勲賞に千秋楽で栃ノ心に勝った場合の西前頭5枚目遠藤(27=追手風)、技能賞に竜電の名前が挙がったが、表決の結果、過半数に足らず見送られた。