東前頭15枚目石浦(29=宮城野)が弟弟子の炎鵬に負けじと3勝1敗とした。

175センチ、110キロは幕内で炎鵬に次ぐ軽量。この日は185センチ、180キロの錦木に正面から当たり、力相撲で押し出した。

「立ち遅れたり、差したりしたら、かまわず一気に出てくる人なんで…とごちゃごちゃ考えたんですが、取組前に“細かいことは考えない”と腹をくくりました」と、会心の一番を振り返った。場所前は「入門後最悪」と嘆く仕上がりだったという。「横綱(白鵬)はいつも“最終的に調子を上げる”と言っているなと思って。開き直ってます」。初日黒星後、尻上がりの3連勝。「先場所は十両で9勝6敗でも、うれしくなかった。友哉(炎鵬の本名)がいますからね」。炎鵬に刺激を受けて“小兵の先輩”も元気いっぱいだ。