大関貴景勝(26=常盤山)は、正代(30=時津風)との大関対決を制し10勝目を挙げた。立ち合いからの圧力で正代を後退させ、そのまま一気に押し出した。

2場所連続で白星を2桁に乗せたが、「勉強するところだらけでした。まだまだ強くならないといけない」と反省しきり。大関として優勝争いに絡めなかったことへの悔しさが強く「大関は(目標が)毎場所優勝だけなので。また優勝できなかった」。11月の九州場所に向けて「一生懸命に稽古する。それだけしかないです」と奮闘を誓った。