元横綱白鵬の宮城野親方が東京・両国国技館内の相撲博物館で行われた「親方トークイベント」に参加し、現役時代や親方としての奮闘の日々を紹介しながら今月28日に行われる引退相撲をPRした。

初めてまげを結った01年九州場所。当時の写真が画面に表示されると、宮城野親方は照れ笑いを見せた。「ずっとこのままの姿だと思っていた」と感慨深げ。そして、「るろうに剣心」や「ラストサムライ」など幕末を舞台とした映画を最近見た際の心境を明かした。「(今の)自分と重ね合わせてしまい、泣いてしまいました」と、断髪式の日が刻々と迫り思いがこみ上げたという。

このほか、引退相撲で販売される記念グッズも紹介された。スマホケース、マグカップ、映画「ミニオンズ」とのコラボTシャツなど35種類。会場で限定販売されるが、当日現地に来られないファンのためにECサイトからの購入もできるようにするという。

この日のイベントは「TBS白鵬ドキュメント」のディレクターで10年以上にわたり密着取材してきた畔地俊吾さんが司会を務めた。畔地さんから今年3月をめどに最新作の放送が決まったことが報告されると、集まったファンを喜ばせた。