東前頭6枚目の美ノ海(33=木瀬)が阿炎(32=錣山)の激しい突き押しを耐え抜く我慢の相撲で5勝目を挙げた。
立ち合いから顔を激しく突かれながらも、足を止めず前へ出続けた。相手の引きにも崩れず、最後は土俵際で押し出し。粘り強さが光る一番となった。
取組後は「足も動いていますし、下からいけてるので」と手応えを口にした。阿炎の圧力をうまく吸収できたのでは、と問われると「全然吸収できてないですよ。もろにくらってます」と、おどけて報道陣を笑わせる余裕も見せた。
もっとも、内容については「あごは上げないように我慢していた。相撲の組み立ての中で我慢どころがある。我慢できなくなったら、次の展開にいくのが相撲なんじゃないですかね」と力説。得意の左を取れない展開でも「(回しを)取れなくても止まらないように意識している。取りにいって足が出ないと悪い展開になる」と冷静に振り返っていた。

