日曜日のヒーロー&ヒロイン

江藤愛アナウンサー 愛されるTBSエースアナ

今や誰もが認めるTBSのエースだ。同局系「ひるおび!」(月~金曜午前10時25分)で安定した進行をみせる江藤愛アナウンサー(34)。この春からは生放送音楽番組「CDTVライブ!ライブ!」(30日スタート、初回は午後7時から4時間スペシャル)のMCも担当する。視聴者だけでなく、番組スタッフら身内からも愛される人気アナの原点からTBS愛、大きな夢? まで迫った。

春にピッタリの笑顔で手を振るTBS江藤愛アナウンサー(撮影・中島郁夫)
春にピッタリの笑顔で手を振るTBS江藤愛アナウンサー(撮影・中島郁夫)

★『おとなしい子』

明るく、ほんわかとした雰囲気でテレビでもラジオでも、いるだけでその場を和ませる。癒やし系のイメージが強いが、この春から生放送音楽番組「CDTVライブ!ライブ!」で元気いっぱいな“えとちゃん”として進行を務めることが決まった。

「昔から音楽番組が好きで、録画してずっと見ていました。TBSではゴールデンタイムにしばらく音楽番組がなかったので、携われることがすごくうれしいです」

“えとちゃん”は、ライブハウスのスタッフがコンセプトだ。

「すごく、わくわくしています。今までの音楽番組の概念は1回捨ててもらった方が良いと思います。私はスタッフとして時間管理するのが役目で、アーティストの方はゲストでなくて、ライブを主催している方々なんです。皆さんが思い描いている江藤アナというよりも、ライブハウスのスタッフのえとちゃんとして覚えてほしいな」

8年連続で同時間帯視聴率トップの座を守り続ける「ひるおび!」の司会になって6年になる。恵俊彰(55)との名コンビぶりも番組の魅力のひとつだ。控えめだが、縁の下の力持ちのように存在感を発揮している。

「ありがたいです。見ている方に愛されて支持されて良かったなって。恵さんの奥さんに怒られちゃうかもしれませんけど、番組では、妻の気持ちでやっています。ファミリー感が強いので。大黒柱が恵さん。その恵さんの良いアシストができればと思っています。それに、あんまり前に出るのは好きじゃないので。人前に出るのが本当は苦手なんです。仕事じゃなかったらしゃべらないですから(笑い)。そう思い込んでいるだけなのかと考えて、小学校の同級生に聞いたら『おとなしい子』だったと言われました(笑い)」

世間では「TBSのエース」とも呼ばれている。そう言われることに戸惑いがあるようだ。

「中学校の時バレーボール部だったんですけど、レシーブが一番好きだったんです。スパイクを受け止めて、それをエースが決めてくれるのが一番好きだったんです。普通はアタックを決めたいから『トス来い』って思うじゃないですか、でも、私は『来ないで』って思っていたんです。そんな感じなんです(笑い)」

★鼻血出るくらい

中学生の頃からアナウンサーになるのが夢だった。それは、人見知りで人前でしゃべるのが苦手なのを克服することも理由の1つだった。

「2つ上の姉がすごい明るくて活発で、勉強もスポーツもできて。何にもできない自分がコンプレックスだったんです。それに、当時、フジテレビのアナウンサーだった木佐彩子さん(48)にあこがれて。中学校の卒業文集にはアナウンサーになりたいと書いてました。何かにはまるということもあまりないのだけど、アナウンサーという夢はぶれないものだったんですね。アナウンサーに恋こがれてなった感じです」

入社1年目にあったある出来事が、ネガティブになりがちな性格を克服し、プロフェッショナルなアナウンサーになるきっかけとなった。

「ものすごく怒られたんです。しゃべるのが苦手な人が、アナウンサーになって、急にうまくなるはずがないし、コミュニケーションをとるのが苦手な人がコミュニケーションをとる仕事ができるはずがないんですよ。『そんな考えなら辞めてしまえ。中学生か』って。あまり怒られるタイプじゃないので、『親にもこんな怒られたことないのにって』くらい怒られて、放送前に鼻血が出るくらい泣きました(笑い)。それが変わるきっかけになって、今があると思っています。今だったらパワハラとか言われちゃうのかもしれませんが、怒ってくれた人は今でもいろんな相談とかしていますもん」

人柄も良く、番組進行のスキルも高い。番組スタッフやタレントから起用や共演のリクエストが多いという。

「ありがたいです。自分から『何やりたい』とか、『これやりたい』とか言ったことはあまりなくて。『これを江藤さんにしてもらいたいな』っていうような仕事をやりたいです。でも、会社員なので会社全体のことを考えると、私ばっかりでは、後輩も育たないし。そういうことも考えていますね」

昨今、フリーになるアナウンサーは多い。独立をうわさされることもあるが、可能性について聞いた。

「絶対ないです。断言できます(笑い)。たまに、ネットニュースで書かれていることがあるんですけど、芸能事務所から声を掛けられたことも1回もないですし。私、フリーになってもやりたいことがないんです。私はTBSで、TBSの視聴者の方々に分かりやすいニュースを伝えたり、番組の紹介をしたいので。TBSがなくなったら話したいことがなくなっちゃいます。ある意味、TBSと結婚してるのかもしれませんね(笑い)」

では、本当の結婚は?

「知らないです(笑い)。縁があったらいつでもなんですけど。全部、受け身で一緒ですね(苦笑い)。でも、結婚したら、意外とかかあ天下だと思います。母性がすごくあるタイプなので」

10年後、20年後にどのようなビジョンを思い描いているのか。

「10年後、変わらずに『ひるおび!』をやっていたいな。20年後は…社長じゃなくて、副社長かな! 副社長という役職はTBSにはないけど、副社長になりたいです(笑い)」

江藤愛は、エースアタッカーをも凌駕(りょうが)する最強レシーバーだった。【上岡豊】

▼「ひるおび!」で共演する恵俊彰

とにかく頑張り屋。自分で説明するフリップはもちろん、他の人の担当箇所もちゃんと調べている。その上、専門家のコメントに合わせて的確にそれを出してくれる。結果的に専門的なコメントを江藤さんが分かりやすくしてくれている。もはや、ひるおび出演者全員の奥さんです。それなのに、いつも1人で映画やご飯に行ったり。一番、江藤さんに奥さんが必要かも!

◆江藤愛(えとう・あい)

1985年(昭60)11月14日、大分県生まれ。09年に青学大卒業後、TBSに入社。同年4月、同局系深夜番組「アナCAN」で同期の田中みな実とアナウンサーデビュー。これまで「みのもんたの朝ズバッ!」「はなまるマーケット」「Nスタ」、ラジオは「爆笑問題の日曜サンデー」などを担当。趣味はパン作り。血液型AB。

◆CDTVライブ!ライブ!

月曜午後10時放送の音楽番組。TBSではゴールデン・プライム帯(午後7~11時)の生音楽番組は27年ぶり。ライブ感を重視しており番組コンセプトは“アーティスト自身が作り上げるステージをまるごと生中継”。

(2020年3月29日本紙掲載)

 
 
 
 

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