歌手DAOKO(ダヲコ=20)と米津玄師(よねづ・けんし=26)が、アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(岩井俊二原作、大根仁脚本、新房昭之監督、8月18日公開)の主題歌を歌うことが27日、分かった。米津が作詞・作曲を手掛けた新曲「打上花火」(8月16日発売)を2人で歌う。新房監督が以前からDAOKOの歌声に注目していたことで起用が決まり、企画が進む中で米津とのコラボレーションが決まった。

 DAOKOは特に若い世代に注目されている女性ラップ歌手。15歳で動画サイト「ニコニコ動画」に投稿した曲が話題となり、12年にインディーズデビュー、15年にメジャーデビューした。かわいらしく神秘的な歌声と独特のリズムの曲調が特徴で、昨年9月発売の2枚目シングル「もしも僕らがGAMEの主役で」はゲーム会社サイゲームスの企業CMに使われた。

 米津も若い世代から人気を集めるシンガー・ソングライター。13年メジャーデビュー後、15年日本レコード大賞で優秀アルバム賞を獲得。新シングル「ピースサイン」は発売初週で5・9万枚を売り上げ、オリコン週間ランキングで2位となるなど要注目の存在だ。

 映画は中学同級生の淡い恋模様を描いた作品。声優を広瀬すず(19)菅田将暉(24)が務めた話題作だ。DAOKOは「2人が見ている美しい世界をこの歌で感じていただけたらなと思います」といい、米津は「DAOKOさんの歌声も相まってとてもいいものになったと思います」と話している。