演歌歌手青木美保(51)が17日、都内で、最新曲「花海棠」カラオケ決勝大会に出席した。

 同曲は昨年9月末発売で、麻こよみ氏の繊細な詩と岡千秋氏の胸に響くメロディーを青木が繊細に歌い上げる悲恋歌だ。

 同大会ではミニコンサートも開催され、同曲を含む計5曲を披露した。悲恋歌を歌うことに「私は幸せになってはいけかいということかしら」と笑い、「『悲恋歌の女王』を目指せと(スタッフから)言われますが、どんな世界でも1番を目指したいですね。私も悲恋歌で羽生(結弦)選手のように金メダルを目指します」と、平昌(ピョンチャン)五輪フィギュアスケート男子フリーで66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦を例えてほほ笑んだ。

 同大会では115人の応募者の中から35人が一次審査を通過したが、インフルエンザなどで31人が出席し、自慢ののどを披露した。最優秀グランプリは会社員の内藤加菜さん(24)が獲得した。審査員を務めた青木は「節回しが完璧でした」といい、「キーが私よりも1音上で『若いっていいな』と思いました」と笑った。将来歌手になりたいという内藤さんは「朝からカラオケで練習してきましたが、本番では思った通りに歌えませんでした。なので、ビックリしています」と驚きを隠せなかった。青木は「今は普通に歌えるキーも将来でなくなるので、歌手を目指すなら今から声の出し方を学んだ方が長く歌えると思う。これは私の経験談だから!」とアドバイスを送った。