香取慎吾(41)の初の個展「NAKAMA des ARTS」がパリのルーブル美術館で開催中だ。開幕前日の18日には内覧会が開催され狂言師の野村萬斎や木寺昌人駐フランス大使、稲垣吾郎、草なぎ剛らも訪れ、開幕後も大盛況だという。

香取は、先月はオリジナルブランド「JANTJE_ONTEMBAAR」(ヤンチェ・オンテンバール)のショップを東京・帝国ホテルの商業施設にオープンさせるなど、芸能という枠を超えてアーティストとして積極的に活動している。

原稿では名前の前に“俳優の”“お笑い芸人の”“タレント”のなど肩書を付けることが多い。しかし、現在の香取は、歌手、役者、芸術家など、活動の場が広すぎて、何をつけたら良いか分からない状態だ。広い意味でタレントと表記するのが良いのかもしれないが、違和感があるので、しばらく前に本人に事情を説明して「何者ですか?」と聞いたことがある。

そうしたところ、「う~ん。何だろう」と、しばらく考え、「海外だとそういうのつけないですよね。つけなくちゃいけないのかな」と、逆に質問をされてしまった。

このコラムもそうだが、ここ最近、香取の原稿を書く際、肩書を意図的に外しているのは、逆質問にうまく答えることができなかったことも理由の1つになっている。

しかし、その時、香取はちょっと楽しそうに、「何なのか考えてみますよ」と言ってくれた。どんな肩書を考えるのか興味津々だ。今度、取材の機会があったときに聞いてみようと思う。