お笑いコンビ、バナナマンの設楽統(46)が20日、東京・港区の森アーツセンターギャラリーで「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」のトークショーを行った。絵を描くことが趣味で、米芸術家バスキアの大ファンという設楽は、同展覧会のサポーターを務めている。

1988年に27歳の短い生涯を閉じるまで、わずか10年ほどで4000点を超える絵画作品などを残したバスキア。サポーターの話が最初に来た時には「えっ、おれでいいの? うれしいけど大丈夫かなと思った」と正直に告白。そして、バスキアの魅力について「謎めいていてエネルギッシュ。作品も生き方もかっこいい」と熱く語った。

約130点の展示物の中には、元ZOZO前澤友作社長が17年に約123億円で落札した作品もある。「初めて見た時にはインパクトに圧倒された。今日は2度目だけど印象が変わった。どっしりとしていて重厚感がある。迫力とパワーがみなぎっている」。

バスキアは分かっているだけで3回来日している。その際にひらがなや空手の動き、古い仏塔などの日本文化に大きな影響を受けて作品に反映させているという。

展覧会は21日から11月17日まで同所で開催。