俳優堤真一(55)と岡村隆史(49)が一緒に主演する映画「決算!忠臣蔵」(中村義洋監督、22日公開)のPRイベントを11日、赤穂浪士の墓のある東京・泉岳寺で行った。

大石内蔵助が残した「決算書」から「忠臣蔵」の裏側に迫っていくコメディー。堤は内蔵助、岡村は内蔵助を支えるそろばん侍の矢頭長助を演じた。

映画の衣装姿で登場した堤は「この格好でお参りをした。今までの大石内蔵助のイメージとは全く違うので、この格好をしてお墓の前に立った時、心の中でつぶやいた言葉は『申し訳ありませんでした』」と紹介し、報道陣を笑わせた。また、「恐れ多い。身が引き締まるより縮こまる思い」と語った。

岡村は「ムービースター岡村隆史です」とあいさつ。昔、泉岳寺の近くに住んでいたことがあると明かし「空き巣に入られたことがあります。何も取られなかったけど、その時、高倉健さんからいただいたお手紙が置いてあった。多分、空き巣に入った人が読んで、ただ事ではないと思って何も取らずに帰ったのかと思う。伝説の泉岳寺です」と紹介した。また、公開同時期に「強めの海外映画があるが、混むことが予想されるので、それは後にして、まずこの『決算!忠臣蔵』を見て」と語った。