ディーン・フジオカ(39)松下奈緒(34)が16日、都内で、ダブル主演映画「エンジェルサイン」(北条司総監督)舞台あいさつに出席した。

同作は人気漫画「キャッツアイ」「シティーハンター」を手がけた漫画家北条氏が総監督を務めた、映像と音楽だけで構成されたオムニバス映画。北条氏が書き下ろした「プロローグ」「エピローグ」でディーンはタカヤ、松下はアイカを演じる。

松下はオファーを受けたとき、「普段は台本に書かれている言葉を頼りに演技をしていたので、最初にお話をいただいたときは、せりふがない映画というのは未知の世界で、撮影前はドキドキしていました」と振り返った。ディーンも「打ち合わせも言葉がないことに慣れるために、パントマイムみたいな感じで本読みをするのかなとか思っていました」と笑いながら、当時の心境を明かした。

また、同作には通常の台本がなく、北条司総監督が描き下ろした絵コンテが渡された。最初に絵コンテを見たときディーンは、「子供の頃からの夢だった『シティーハンター』の冴羽■をやるのかなって思いました」と勘違いをしたことを笑いながら話した。松下は、絵コンテが演技をする上で参考になったことを明かし、「こういう表情をすればいいのかなと創造力がかきたてられました」と話した。

松下は「セリフがないからこそ、いろいろな世界が広がっているのかなということをこの作品からあらためて感じました。感想はぜひ声を大にして、いろいろな方に伝えていただけると良いなと思います」とアピールした。

※■は狩の守が僚のツクリ