俳優市村正親(70)が7日、東京・日生劇場で、主演ミュージカル「スクルージ~クリスマス・キャロル~」(8日初日)の最終舞台稽古に参加し、取材に応じた。

97年の初演以来、7度目のスクルージ役。「最初は40代だったけど、70になっても演じられるのはありがたいこと。実際のスクルージに近づいてきました。次は80になっても演じたいという目標もできた。80になったら、メークしないでもそのまま出られるかな」と笑った。

若さを保つ秘訣(ひけつ)を聞かれ、妻の篠原涼子(46)ら家族を挙げた。「美しいかみさんと、2人の子供のおかげです。初日も観に来てくれるんですよ。それが一番の励みですね」と感謝した。「長男は、演技の批評してくるんですよ。『2階にもお客さんがいるんだから、こうしたほうがいい』とか」と明かした。

今年は舞台の他に「ドクターX」などのドラマに出演。来年も出演舞台を控えており、活躍を続けている。「ギネスに挑んでもいいのかなと思っています。申請すればいいんでしょ?」と話し、「足だってまだまだ上がりますよ」と、足を高くあげて見せた。カメラマンからリクエストを受けると、計3回足を上げ、若さをアピール。「古希になって、皆さんに『こき』使ってもらいながら頑張ります」と笑った。