母を弁護する御子柴が窮地に「悪魔の弁護人」7話

俳優要潤(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(土曜午後11時40分)の第7話が、18日に放送される。

要が演じるのは、悪徳の汚名をものともせず、法外な報酬を取り、勝訴のためにはどんな手でも使う、悪魔と呼ばれる弁護士・御子柴礼司。凶悪な犯罪の犯人の元少年Aという衝撃の過去を持っている。御子柴の事務所の事務員・日下部洋子をベッキー(35)が、対立する東京地検次席検事の岬恭平を津田寛治(54)が演じる。作家中山七里氏による弁護士御子柴礼司シリーズのドラマ化。

御子柴の母親で、資産家殺人事件の容疑者・成沢郁美を演じるのが女優浅野温子(58)だ。「この役の事はわかってあげられないですよね、本当に。この女性(郁美)が一体どうやって生きてきたのかをずっと抱えながらせりふの一言一言を言わなきゃいけないと思うと本当に重いなぁっていうのがすごくありました。(御子柴が少年期に犯した)あの事件後20年以上という年月の経過があったから言えた言葉が(台本に)いっぱいあるんですよね。それが自分のなかで消化できないと(せりふを)言えないというか…。変な話、せりふだけ覚えて言うのは出来ちゃうんだけど、そのせりふを吐くまでの心境に至るのにはやっぱり時間がかかりましたよね。今でもまだ自分の中で消化できているとは思っていないんだけれども、この人(郁美)は結局消化できないままずっと生きているんだろうなっていうところで自分の中で、良しとしないといけないなと思っているんですね。だってやっぱりわからないから。だからこそ、演じるなかで“わかったふうなせりふ”になっちゃうのは嫌だなって思いながらやっています。というのも、殺人者の役というは、やったことがありますが、犯罪者の母親役は初めて。しかも今回は少年犯罪という特殊さもあり、自分が産み育てた母親だからこそ責任を突き付けられるじゃないですか。何がいけなかったんだろうって考えたところで答えは結局わからないし。はっきり言ってこうした役は初めてで、かなり難しいですね」と話している。

第7話では、圧倒的不利な状況の大田区資産家夫殺し事件の初公判。御子柴(要)の母・郁美(浅野)には再婚した夫・成沢拓馬(市山貴章)を自殺に見せかけて殺害した疑いがかけられていた。御子柴は郁美の無実を主張する。

しかし、そんな御子柴をあざ笑うように、検事の岬(津田)は、新たな証拠を提示する。それは明らかに被害者・成沢の自殺を偽装した痕跡だった。さらに岬は郁美と御子柴が親子であることも暴露。騒然とする法廷。流れは大きく検察有利に傾いた。

「死体配達人」親子による裁判は世間の注目の的となり、事務所にも再び誹謗(ひぼう)中傷の嵐が。洋子(ベッキー)は対応に追われ、御子柴の妹の梓(森脇英理子)もまたマスコミの標的となってしまう。御子柴は郁美に改めて事件のことを問いただすが、郁美は「私はやっていない。信じて」と繰り返す。どう弁護すれば勝てるのか、郁美を信じてよいのか苦悩する御子柴の前に新聞記者のあすみ(玄理)が現れて「お話を聞かせてください」と申し入れる。

同じ頃、岬は弟の啓二(岡部たかし)のはからいで息子の洋介(吉村卓也)と会っていた。法律家ではなくピアニストという道を歩む洋介と岬の間には、深い溝があった。そんな岬に洋介は「そろそろおじいちゃんの事、許してあげたら?」と問いかける。弁護士でありながら詐欺行為に手を染めた過去がある父親のことを岬はずっと許せずにいたのだ。制止を聞かずに席を立つ岬に、洋介の「父さんが守りたいものって、人なの? 法律なの?」という言葉が突き刺さる。

そんな中、郁美にとってさらなる不利な証拠が。30年前の御子柴の父・園部謙造の自殺にも不審な点があったという。御子柴は絶体絶命の窮地に追い込まれる。