漫画家の小林よしのり氏(66)が、内閣が検察幹部の役職定年を延長できるようにする検察庁法改正案について「ダメだと思っている」と私見を述べた。

小林氏は12日のブログで、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正に関して1つの焦点となっている、緊急時に内閣の権限を強化して国民の人権を制約できる「緊急事態条項」について書き出し、「条項自体には反対しないが、珍コロ騒動でそう考えたのなら愚かなことだし、権力に都合よく利用される恐れなしとは言えない」とコメント。

続けて、検察庁法改正案に多くの芸能人らが抗議している状況に、「誰かが仕掛けたのか、自然の現象なのか知らないが、芸能人が政治的な意見を表明することには反対ではない。わしも検察官が政権に忖度して、権力の中枢の悪に踏み込めなくなるのは反対だから、延長法案はダメだと思っている」と私見を述べた。その上で「でも明日には採決されるのなら間に合わないな」とした。