チバテレは3日、アンジャッシュの初&唯一の地上波冠番組「白黒アンジャッシュ」(火曜午後11時)の22日・29日放送回で、所属のプロダクション人力舎所属の若手芸人ナンバーワンを決める決定戦「白黒-1グランプリ2020」を開催すると発表した。「白黒-1グランプリ2020」は今年で5回目となる。

複数女性との不倫が報じられ、芸能活動自粛により6月9日放送回をもって出演していない渡部建(48)について、関係者は「渡部さんの出演はございません」と説明した。渡部の活動自粛後、1人MCを務めてきた児嶋一哉(48)が、審査員を務めた元女優堀北真希さん(32)の妹でアイデザイナーのモデルNANAMI(26)らとともに出演。収録は11月末に終わっている。

「白黒-1グランプリ」は、プロダクション人力舎のマネジャー陣により1年の活躍を認められた、結成10年目以下の芸人10組の動画をチバテレ公式Youtubeチャンネルで配信し、再生回数の多かった上位4組が決勝戦の収録に勝ち上がる。今年は、ピン芸人しんぷる内藤、女性2人組のターリーターキー、男性2人組のバローズ、男女コンビふぁのシャープが勝ち残った。NANAMIは「初めて審査員をさせていただいたのですが、1人ということもありすごく緊張しました。生で見るネタは映像を通して見るのとは違って、声の張り方だったり熱量がすごく、迫力があっていろいろ勉強になりました。面白いネタばかりで、私もいろいろ挑戦しているのでぜひご覧ください!」とコメントした。

3日夜に会見を開く渡部のコメントや動画を、収録を終えている「白黒-1グランプリ2020」に追加する可能性について、関係者は「追加収録はしません。コメントを入れたりもありません」。今後の渡部の出演についても「今後の当番組への出演はまだ決まっておりません」と語った。

「白黒アンジャッシュ」は、アンジャッシュの初&地上波唯一の冠番組として、チバテレで2004年(平16)10月7日に放送をスタート。“表のアンジャッシュ”を意味する「白いアンジャッシュ」と、“腹黒くいやらしい裏のアンジャッシュ”を意味する「黒いアンジャッシュ」の、2つのコンセプトをウリとしていた。

アンジャッシュは、同局で03年まで約3年半、放送していた音楽番組「M'zip(ミュージップ)」でリポーターとMCを務めており、同番組の放送終了を受けて「白黒アンジャッシュ」が立ち上げられた経緯がある。特番などを編成した年末年始以外、放送を休んだことは1度もなかったが、6月9日夜に渡部サイドからスキャンダルがあったため、出演を自粛したい旨の申し出があり放送休止を決定。同16日、23日にKBS京都放送の神社を紹介する紀行番組「ごりやくさん」を再放送したが、同30日から児嶋の1人MCで放送を再開した。