夏の甲子園大会の開会式で司会を務めた女子高校生がアナウンサーとしてデビューすることが決まった。ABCテレビは4日、新人アナウンサー、福戸あや(23)、平野康太郎(22)が6日にデビューすることを発表。2人は同局で会見した。

兵庫・小野高校で放送部に所属していた福戸アナは高校3年のとき、第99回全国高等学校野球選手権大会(17年)の開会式で司会を務めた。同局によると、同選手権で司会を務めた高校生がアナウンサーになるのは全国で初めてという。

兵庫県西脇市出身で今春、慶大を卒業した福戸アナは「高校野球に縁のあるABCテレビでデビューを迎えることをうれしく思います」と話した。

開会式で司会を担当したことがアナウンサーを目指すきっかけとなったという福戸アナは「自分の声で挑戦する人たちを応援できるような仕事がしたいと思った」と語った。目標とするアナウンサーは全国高校野球選手権大会のダイジェスト番組「熱闘甲子園」のキャスターを務める同局のヒロド歩美アナウンサー(30)。

6日にABCテレビ「おはよう朝日です」(月~金曜日午前5時、関西ローカル)と、ABCラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」(月~金曜日午前6時30分)に出演し、ABCラジオニュースで”初鳴き”する。

24日からは高校野球の最新情報や試合結果を伝えるテレビ朝日系「甲子園への道」で東留伽アナとのダブルキャスターを務めることも決定。早くも”高校野球デビュー”する。

一方の平野アナは中学、高校、大学と陸上部に所属。法政大では箱根駅伝を走ることはできなかったが、給水係として「『仲間のために行ってこい!』。この一声に魂をかけた」という。アナウンサーとして「体力には自信があるので、足をいかして、各地から情報を伝えていきたい」と意気込んだ。

平野アナも「おはよう朝日です」、「おはようパーソナリティ小縣裕介です」に出演し、ABCラジオニュースで”初鳴き”する。

21日からは「おはよう朝日です」の木、金曜日の芸能&サブアナウンサーとして出演。「甲子園の道」では地方大会を伝えるリポーターを務める。