内村航平(27=コナミスポーツ)は2008年11月の全日本選手権から8年間、個人総合は国内外で無敗を続けており、今回の金メダルで連勝記録は「38」に伸びた。

 09~15年の世界選手権と五輪で、2位との点差は最大が11年世界選手権の「3・101」、最小も14年世界選手権の「1・492」。今大会は0・099点と、初めて差が1点を切った。

 多くの選手との違いが、五輪と世界選手権以外の海外試合には久しく出場していない点。理由を問うと「試合を意識して日々練習しているから、遠征する必要がない」と即答だった。