ホーム 東京オリンピック2020 野球・ソフトボール ニュース RSS 侍ジャパン栗林良吏が初セーブ「前回が悔しい結果だったので、必ずゼロで」 [2021年7月31日17時4分] 日本対メキシコ 9回裏メキシコ2死、ジョンズJRを空振り三振に仕留めグラブをたたく栗林(撮影・河野匠) <東京オリンピック(五輪):野球・日本7-4メキシコ>◇31日◇1次リーグ◇横浜スタジアム 日本の守護神・栗林良吏投手(25)が9回を3者凡退に抑え、初セーブを挙げた。150キロの直球とフォークで内野ゴロ2つで2死を奪うと、最後はジョンズをフォークで空振り三振に仕留めた。「今日負けたら、3位にもなりかねない試合だったので、絶対勝ちたいという気持ちで準備していました。自分的には前回が悔しい結果だったので、必ずゼロで抑えて帰るぞという気持ちでマウンドに上がりました」と、気合十分だった。初戦の28日、ドミニカ共和国戦では1点リードされた9回に登板し、2安打1失点と打たれていた。「(前回は)真っすぐが、自分が狙ったところにいけていないというのがあったので、まずキャッチボールで確かめることと、フォークボールも高めに行くことが多かったので、そこも少しずつ低めに投げられるようにと」と修正してきた。前回は自身の状態や相手打者の狙いなどを「探り探りで投げていた」と反省。「今回は自分の球で勝負できた」と自信も回復した。建山投手コーチも「今日は何の心配もなく見ていられた。今の段階では、彼にしっかり締めてもらいたい」と、栗林に守護神を任せる考えだ。この日の勝利で連戦も回避され、最短で残り3試合で金メダルとなる。栗林は「任せてもらえるなら。どのイニングでも投げたい。毎試合投げさせてもらえるなら、毎試合しっかり準備して100%のパフォーマンスを出せたら」と頼もしかった。