ホーム 東京オリンピック2020 野球・ソフトボール ニュース RSS 窮地救った侍・岩崎優の独特フォームは天性 野球始めたのは中学校から [2021年8月8日0時37分] 通知ON 通知OFF 日刊スポーツをGoogleでお気に入りに追加 日本対米国 8回表途中に日本4番手で登板した岩崎(撮影・河野匠) <東京オリンピック(五輪):野球・日本2-0米国>◇7日◇決勝◇横浜スタジアム 侍ジャパンの岩崎優投手(30)が、決勝の舞台で真価を発揮した。1点リードの8回無死一塁。米国のクリーンアップを迎える緊迫の場面で出番が回ってきた。迎えた3番カサスは3本塁打をマークしている強打者。低めに丁寧に集め、フルカウントから外のスライダーで空振り三振。勢いに乗ると、後続2人はわずか4球で打ち取った。 ◇ ◇ ◇強力打線を翻弄(ほんろう)したのは、岩崎の球持ちのいい独特なフォーム。国際大会でも通用した武器は、天性のものだった。岩崎が小学校に上がる前のこと。兄がキャッチボールする姿をうらやましげに見ていると、父久志さんから「やるか?」と声を掛けられた。初めてボールを手にし、思うがままに投げる姿に、久志さんは「うん!?」と驚愕(きょうがく)した。柔らかい肘に、腕がしなって遅れて出てくる。今のフォームと全く同じ動きをしていた。「この子は、プロ野球選手にするぞ!」。その瞬間、久志さんは確信。「肩を酷使して痛めないように」と、将来を見据えて野球を始めさせたのは中学校から。小学校の6年間続けた水泳で、柔軟さは磨きがかかった。他の3兄弟に「野球やらなくていいぞ」と言うほど、父が信じていた才能。これ以上ない、東京五輪という舞台で証明された。【磯綾乃】