大相撲の聖地である両国国技館で、ボクシングの競技が始まった。土俵の代わりにリングが設置されたが、四方の優勝額はいつも通りに掲げられたまま。マス席はカメラマン席として利用されるなど、外国人選手にとっては日本らしさを味わえる会場になっている。

男子フェザー級で初戦を突破したデューク・ラガン(23=米国)は、日ごろは大相撲の会場になっていることを聞かされ「ここにいるのはグレートな気分。夢がかなった。このアリーナに入った瞬間、気持ちが高まりました」と答えた。