国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長が29日、都内のメインプレスセンター(MPC)で開いた定例会見で、新型コロナウイルス感染者数の増加と五輪の関係と医療体制への影響について「パラレルワールド(別世界)のようなものだ。五輪関係者から感染を広げていない」と語った。

この日まで約31万件のスクリーニング検査を行い、陽性者は89人。陽性率は0・02%であることを強調し「大会関係者は世界で最も頻繁に検査されている」と述べ、検査態勢、厳格な隔離に自信を見せた。

東京都は前日28日、新規感染者3177人が確認されたと発表した。3000人を超えたのは初めて。27日は2848人で過去最多を2日連続で更新していた。