ホーム 東京オリンピック2020 サッカー ニュース RSS 【安藤梢】なでしこは運動能力の低さ露呈 リーグ全体で世界意識が重要 [2021年7月30日21時31分] 日本対スウェーデン 試合終了後、スウェーデンの選手が喜び合う中、悔しがる田中(右)(撮影・河野匠) <東京オリンピック(五輪):サッカー・日本1-3スウェーデン>◇女子準々決勝◇30日◇埼玉スタジアム サッカー女子日本(FIFAランク10位)は同スウェーデン代表(同5位)に1-3で屈し、敗退した。 立ち上がりから相手に攻勢めたてられ、前半7分に相手CKの流れから失点。同23分に田中のゴールでいったんは追いついたが、後半8分には勝ち越し点を許し、同23分にはPK献上から突き放された。 ◇ ◇ ◇連係、連動して全員ハードワークの守備があって、なでしこのパスサッカーが生きる。なでしこらしさとは、守備のひた向きなハードワークが基本のはず。世界がよりレベルアップし、ハイスピード、ハイパワー化が進む中で、日本はアスリートとしての運動能力の低さを露呈した。日本は技術が高いと言われるが、本当だろうか? 世界相手の激しい試合の中、ハイスピードのトラップやシュートができたのか。欧米の選手は、フィジカルがもともと優れていて、さらに専門的なコーチがスプリントや、パワートレーニングを行っている。9月には女子プロリーグのWEリーグが始まる。各クラブ、各選手が日本国内だけで勝つサッカーを目指すだけでとどまってほしくない。リーグ全体で、世界に通用する戦いを意識したプロリーグを作っていけるのかが、重要になるのではないか。もう1度なでしこが世界一になるために。(元なでしこジャパン)