外国人選手への強力な助っ人がやって来た。北海道コンサドーレ札幌のブラジル人コンビ、MFルーカス・フェルナンデス(27)とFWドウグラス・オリヴェイラ(26)の妻が9月に来日した。外国人選手の家族の入国は新型コロナウイルスの影響で夏まで制限されていた。そのため選手は異国で単身で暮らしていた。帰国していた年末年始のオフ以来の再会を果たし、ドウグラスは「うれしい。幸せ」と喜ぶ。

ドウグラスは初来日がかなった妻タイアーネさん(26)と一緒に休日、札幌観光を楽しむ様子をインスタグラムに投稿している。札幌もいわ山に登り、ハート形の「愛の鍵」に名前を書いて取り付けて「幸せの鐘」を鳴らす光景などを見ると、こちらも幸せな気分になる。

外国人選手にとって家族の存在は大きい。特に異国で暮らすと、会えない寂しさが増す。Jリーグほかプロ野球などでも、家族と会えないことを理由に退団した選手もいる。パフォーマンスにも影響があるだろう。練習や試合後、帰宅して「食事面でのサポートや、良い時も悪い時も話を聞いてくれる相手がいるのは違う」とドウグラス。前節2日のG大阪戦(5○1)ではルーカスもドウグラスも得点し、勝利に貢献した。愛妻パワーで今季残りのシーズンでの活躍を期待したい。【保坂果那】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)