日本陸連は26日、世界陸連が1月末に発表したシューズ、スパイクの新ルールに関して、解釈があいまいで、一部の選手から懸念されていた「4カ月前ルール」の正式な解釈を明らかにした。世界陸連に質問状を送り、回答を得た。

新ルールでは「4月30日以降の大会で使う場合、4カ月前から市販されているものに限る」とされていた。6月下旬の日本選手権で使用する場合、2月下旬には発売された製品でないと、履けないとの懸念が広がっていた。世界陸連が発表した報道向けの資料では「any shoe」と全ての靴が対象とされていた。

しかし、実際は4月29日までに発売された製品は、そのルールは適用されないという。男子短距離の桐生祥秀(24=日本生命)は現在、市販されていないピンなしスパイクを愛用しているが、それも4月29日までに市場に出回れば、従来通り履けることとなった。