今回は、B2アースフレンズ東京Zの専属チアリーダー「Zgirls」を紹介します。ハーフタイムのパフォーマンスは「テーマパーク」をイメージ。子供から大人まで楽しめる非日常空間を演出し、会場を盛り上げています。

B2アースフレンズ東京Zの専属チアリーダー「Zgirls」
B2アースフレンズ東京Zの専属チアリーダー「Zgirls」

チアに親近感をもってもらい、女性や子供のファンをさらに増やしたい。Zgirlsの根底には、この思いがある。元メンバーで現在ディレクターを務めるFukaは、幼少よりディズニーランドのダンサーに憧れ、福岡・スペースワールドではダンサーとして活動した。そこで感じたテーマパークの魅力を、試合会場でも演出したいと思った。

「(お客さんが)試合を忘れて、1つのショーとして楽しんでもらいたい。ここに来て良かった! と思ってもらえるように」。試合のオープニングやハーフタイムでは、クリスマスはサンタの衣装、正月は着物を着て、さまざまなジャンルの曲に合わせダンスを披露する。

曲ごとにダンスのフォーメーションを変化させながら、センターを毎回変える。メンバーはヒップホップが得意だったり、テクニックがあったり、裏での努力が見える、表現力があるなどさまざまな個性を持つ。曲ごとにメンバーの良さを引き出しながら、まとまりのあるパフォーマンスを演出したいという。

テーマパークの魅力の1つにホスピタリティの精神がある。「またこの会場に来たい」と感じてもらうため、ファンへの心配りを徹底。タオルを一生懸命回したり、声を出して一緒に応援したファンの顔や名前をメンバー間で共有。試合後にはお礼のあいさつをする。毎試合来場するファンへの声かけも欠かさない。

今季は新たにチームの公式ファンクラブ内にチアの「Zgirlsプラン」を作った。集客や売り上げでもチーム貢献を目指す。会員は、人数限定で約100人。メンバーのプロフィルなどが載ったガイドブックの配布や、メンバーからのお祝い動画の配信、試合前のリハーサルを見学できるなどさまざまな特典が用意されている。

チームのスローガン「Go!Amazing!」のもと、「Amazing Hospitality」を掲げる。Fukaは「今まではチームの文化を作ってきたので、ここからはそれを継承しながら、ダンススキルやパフォーマンスの質を上げたいです。ファンの方が少しでも声を出しやすい雰囲気を作ることを大切にしたいです」。ファンとともに会場のボルテージを一気に上げ、コート全体を感動の渦に巻き込んでいく。

曲ごとにダンスのフォーメーションを変化させながらセンターを毎回変える「Zgirls」
曲ごとにダンスのフォーメーションを変化させながらセンターを毎回変える「Zgirls」

◆Zgirls(ゼットガールズ)2014年創設。B2中地区アースフレンズ東京Zの専属チアリーダー。本拠地は東京都城南エリア(大田区、品川区、世田谷区、目黒区)。メインアリーナは大田区総合体育館。メンバーは6人。試合でのパフォーマンスの他、都内の地域イベントなどに出演。