男子66キロ級の田川兼三(筑波大)は格上を次々に破ってグランドスラムを初制覇し「優勝できて良かった。最高」と喜びに浸った。

 準決勝に続いて延長に突入した決勝は、体力的にも苦しい展開になったが、最後は投げ技で技ありを奪った。「しんどかった。気持ちだけは負けないように」と気力を振り絞った。

 国際大会の実績は少ないが、今回の快挙に「かなり自信になった。しっかり練習して、もっと上に行けるよう頑張りたい」と気持ちを新たにした。