3年ぶり出場の桃田賢斗(23=NTT東日本)が初戦に臨み、ポチタロフ(ウクライナ)に21-13、21-12でストレート勝ちした。

 涼しい表情で、大舞台の感触を確かめた。緩急をつけた多彩なショットをみせて、相手をほんろう。得意のネット際のプレーもさえ、終始リードを保ったまま勝ちきった。「3年ぶりの出場で思ったより緊張したが、自分らしく楽しみながらプレーすることができました」と頬を緩めた。

 違法賭博問題により、16年4月から無期限の出場停止処分を受けた。処分が解けた17年から海外の下部試合で実戦感覚を取り戻し、今年1月から日本代表に復帰。世界ランク2位までのぼりつめた3年前の技術に、スタミナと強い気持ちを加えて、世界選手権に戻ってきた。

 目指すのは、15年ジャカルタ大会での銅メダルを超える日本男子シングルス初の頂点。ミックスゾーンでは優勝候補の桃田に中国語、英語の質問が多数とびかった。「注目されるのは期待の表れ。それを力に変えて、プレッシャーに感じすぎないようにやっていきたい」。1つ1つの質問をうれしそうな表情で丁寧に答えて、会場を後にした。