陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(GGP=日刊スポーツホールディングスほか共催)が17日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で開催される。昨年9月の世界選手権東京大会女子100メートル障害代表の田中佑美(27=富士通)は、大会屈指の激戦レースで記録更新を狙う。

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今季、田中が求めるのは「爆発力」の3文字だ。

4月の織田記念国際は安定したハードリングで13秒03のトップでフィニッシュ。ともに世界代表で日本記録(12秒69)を持つ福部真子や中島ひとみがいたハイレベルなレースを制した。

それでも、田中は「なんか、走りって性格を表すな」とつぶやいた。レーンの中で体をぶらさない走りに集中しすぎたせいか。「全体的にスピードが足りない」。序盤からの加速に物足りなさを感じていた。

故障を抱えながら挑んだ昨年の世界選手権は予選敗退。「去年は悔しかったというよりも『自分はなんで陸上をしているんだろう?』とちょっと考えた年」と振り返る。他の選手とのモチベーションの違いにも苦しんだ。それでも冬季トレーニングで上半身の肉体改造に取り組むなど、再び己と向き合ってきた。

日本歴代4位12秒80の記録保持者の情熱は「ちょっとでも速く走りたいって思うこと」。課題となるスピード力が爆発すれば、日本人2人目の12秒60台も見えてくる。

「記録を出したいのはここ数年思っていること。(9月の愛知・名古屋)アジア大会を一つの指標にしつつ、出せるところで記録を出したい」

【日時】5月17日(日)午前9時50分開場予定

【会場】MUFGスタジアム(国立競技場)

【種目】▽男子=100メートル、200メートル、400メートル、1500メートル、3000メートル、110メートル障害、400メートル障害、走り高跳び、走り幅跳び、やり投げ▽女子=400メートル、1500メートル、3000メートル、100メートル障害、三段跳び、やり投げ

【テレビ放送】TBS系列で生放送予定

【大会HP】http://goldengrandprix-japan.com/