前日16日にアソシエイト・ヘッドコーチのジョセフ・クック容疑者(33=米国)が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、プロバスケットボールBリーグ1部の三遠ネオフェニックスは17日、対応に追われた。愛知・豊川市内の本社で会見を開き、関係各所に説明に回った。会見の冒頭でクラブの北郷謙二郎社長(38)は「関係者やファンにご迷惑とご心配を掛け、深くおわび申し上げます。捜査に全面的に協力し、再発防止に努めます」と述べた。

クックコーチは16日、午前10時からの練習に姿を見せず、北郷社長が豊橋市内の自宅を訪ねると、家宅捜索の最中で、コーチと接触できなかった。

同日、チームは愛知・豊橋市総合体育館で横浜と対戦(97-91)し、選手たちには試合後に逮捕の事実を説明した。17日は午前中に練習し、午後は薬物検査を実施。結果は後日、チームのホームページで公表する。同日に豊橋駅前で予定していたチラシの配布を中止した。

明日19日のオールスターゲーム(富山)の3ポイントコンテストに参加するG田渡修人(29)と、東京開催のライブビューイングイベントに出席するC太田敦也(34)の予定は、変更されない見込み。23日の次戦(対シーホース三河、豊橋市総合体育館)も開催される方向。チームの関係者は「クラブとして重く受け止めています」と話し、北郷社長と鹿毛(かげ)誠一郎GM(43)の減給を検討している。