19年全日本選手権2位の樋口新葉(19=明大)が、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)への手応えを語った。

この日のフリー冒頭では転倒したが、公演後には着実な成長をかみしめた。

主な一問一答は以下の通り。

-フリーの演技を振り返って

樋口 一番はトリプルアクセルを決めること意識したんですけれど、他のジャンプも崩れてしまったので、本当の試合が始まるまでに、そこを完璧にしていきたいと思います。

-6分間練習ではきれいに降りていた

樋口 正直あまり覚えていなくて、こけてからどうなったのか…。自分で演技をまだ見ていないので、記憶が飛んでしまって「焦っちゃった」っていうことだけは、頭に残っています。

-試合形式のアイスショー。2日間を振り返って

樋口 ショートプログラム(SP)もフリーも、試合と同じ空気で滑れたのが、一番大きいかなと思います。

-3回転半の手応えは

樋口 今シーズンはしっかり毎回メインの練習でできているので、そこが一番成長しているように感じているのと、跳べる確率がだいぶ上がってきたので、跳べる時と跳べない時はあるけれど、跳べない時の期間が短くなってきたなと思います。

-1日何本と決めているのか

樋口 細かいことは決めていないけれど、降りられるまでは練習しています。

-10月にはジャパン・オープンを控える

樋口 ジャパン・オープンでも、せっかく大きな会場(さいたまスーパーアリーナ)で滑らせてもらえるので、思い切ってしっかりまとめて滑れるように。あとはアクセルも緊張せずに滑れるようにしたいです。

-今季は試合が少ない中で、どう工夫する

樋口 ジャパン・オープンからグランプリ(GP)シリーズが始まるつもりで頑張っていきたいと思っています。1カ月ぐらいずつ(試合の間に)練習できる期間があると思うので、そこでしっかり1から見直しをできるようにしていきたいと思います。