2大会4年ぶり3度目の優勝を狙う日本男子の宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が午前の回に登場し、大技の「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-4回転トーループ」を着氷した。

この日、大会事務局を通じて発表した予定演技構成表で、フリーの冒頭に3回転半-4回転トーループを組み込んでいた。3月の世界選手権から変更し、高難度連続ジャンプに挑むと、まずは3回転半をキレイに決める。続けた4回転トーループも、ややバランスを崩しながら降り切った。

前回2年前の世界国別対抗戦で初挑戦し転倒していた、基礎点17・5点(3回転半8・0点+4回転トーループ9・5点)の連続ジャンプ。本番でも成功するか注目される。

曲かけではショートプログラム(SP)「グレート・スピリット」を選択。冒頭、4回転フリップが2回転になり、続く4回転トーループもバランスを崩して予定の2連続につなげられなかった。最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も、体を締め切れず1回転半になった。その後のステップシークエンスで転倒した。調整に苦しんでいるように見えたが、その後に3回転半-4回転トーループを着氷してみせた。

羽生結弦(26=ANA)とともに日の丸を背負う男子のショートプログラム(SP)は15日午後6時25分から、フリーは16日午後6時10分から始まる予定となっている。【木下淳】